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パリこぼれ話その1

パリマラソン終了後、ゴール付近の普段はありえないパリ随一の高級住宅街フォシュ街のグリーンベルトでバカンス気分のフィニッシャーズたち。

せっかくモンパルナス界隈でうごめいていたので、クロズリー・デ・リラでカフェ・クレームを。

マゴやフロールのギャルソンは気分悪いが、リラは感じがいい。

2.9ユーロ。

店内のピアノはヤマハだった。

クローネンブール創業年を冠した「1664」は、フランス語でなんと言うか?

アン・シス・シス・キャトル?

ノンノン。

ホテルの向かいのカフェのギャルソンヌが教えてくれた。

「ラ・セーズ。」

定冠詞付きの16。

数詞は男性名詞扱いだが、ビール(ビエレ)は女性名詞なのでlaをかぶせる。

すると、このビールを限定することになる。

リヴォリ通りのピラミッド広場。

何百回も観ているお気に入りの映画『Sagan』では、フランソワーズ・サガンがジャガーXK120で、処女作『悲しみよ こんにちは』への批評家賞受賞にホテル・レジーナに乗り付ける。

黄色いバスが向かっているように現在は一方通行になっているピラミッド通りを、映画ではわざわざ 50年代当時のように両側通行にし、シルヴィー・テステュー演ずるサガン運転のジャガーは向こうからやってくる。

リュック・ベッソンの『アデル ファラオと復活の秘薬』では、「この物語にはさほど重要ではない人物」のシュパール氏がジャンヌ・ダルク像の前で立ちションをし「なんども(オレのチンチンを)見てるだろ?」とジャンヌ像に向かって言い、写真向かって左のアパルトマンに住むエスペランデュー教授の部屋から漏れる光を目撃する。

パリマラソンでは、スタートから3〜4km付近。

この頃はサブ4余裕のペースであった。

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