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パリマラソン2017フィニッシュ

  • 執筆者の写真: marquis81
    marquis81
  • 2017年4月9日
  • 読了時間: 3分

不甲斐ない内容であったが、完走はした。

7時前後にフロントからタクシーを呼んで貰った。

パリのタクシーは日本に比べたら安い。

チップも不要。

凱旋門まで約6km・20数分が17ユーロ。

帰りはシャンゼリゼで拾い、14ユーロちょっとだった。

1,700円から2,000円ほどだが、日本ならこの距離・時間なら5千円は下らないのではないか。

ソウルなら10,000ウォン(1,000円)あれば市内のどこへでもタクシーで行けると言われるが、今日のルート片道500円あれば行けると思う。

ガソリン代程度じゃないか?と、いつも不思議に思うほどである。

香港も安い。

日本が高すぎである。

凱旋門からフォシュ街のテントまでゾロゾロと歩き、荷物預け。

歩きながら、日本から持っていったゴミ袋に首と両手甩の穴を手でうまく開けて、使い捨てポンチョを作った。

これは、マラソンランナーには常識的な作業である。

シャンゼリゼのウェーブゾーンに移動中、凱旋門の横で日本人から声を掛けられた。

四回目の参加、今回は18区にアパートを借りたとのこと。

アパートは今回検討したのだけれど、案外高い。

日本人がネットで検索できるような情報では駄目か。

「良くて四時間半、五時間でもいいです」と自分の目標を答えたが、五時間切れなかった。

スタート直後、若い女の子から英語で声を掛けられた。

ホノルルマラソンについての質問だった。

ホノルルマラソンのシャツを着ていたから。

楽しい?起伏は?寒い?(普通「暑い?」でしょう)

走りながら。

コート・ダジュールや(事実上国境が無いような)モナコなど世界最高の保養地、またさまざまな旧・現海外領土を持つフランス人にとって、ハワイは心理的に遠い遠い場所なのだろう。

ビブスに小さく苗字がプリントされている。

沿道の応援や一緒に走っている参加者からしきりに「アレー!○○○」「ブラボー!○○○」と言って貰えた。

パリマラソンならでは、かもしれない。

これまで指名制の応援は経験が無いな。

フィニッシャーズ・メダルは、Pierre Charpinなる人物によるデザインらしい。

それに、フィニッシャーズ・シャツとポンチョ。

シニア世代にはグレーは難しい色なのだが。

ヴァンセンヌの森の中までは、サブ4のいいペースだった。

しかし、脚が「ムリムリ」と言っている。

このままのペースは自信が無い。

セントラルパークの3倍、ハイドパークの4倍というとてつもない広さのヴァンセンヌ。

気持ち良く走れるのだが、ハーフに達するあたりでナイキアプリが読み上げる平均ペースが落ちだした。

25kmで、当初の予定通り完走目標のファン・ランにすることに。

ブローニュの森はそれほど苦しいわけではなかったが、久々のフルマラソン、5時間走っていることに飽き、精神的にきつかった。

持参したアミノバイタル三本、補給所のオランジュやプレッツェルなどを食べまくり、エネルギー不足は感じなかった。

もっと頑張れたが、今の自分の状態では身体を壊していただろうと思う。

天気は最高、マラソンランナーには暑いが、普通の生活者には半袖では肌寒いというぐらいのなかなか稀有なコンディションだったと思う。

走行中考えていたのは、早く終わらせてカフェでタバコを吸いたいということ、明日のデッサンのこと。

そして、前立腺肥大のこと。

尿閉で救急搬送された恐怖がパリで再現となったら大変だ。

トイレは、スタート前に2回、レース中に4回か5回行った。

痛いなとは思っていたが、右足の親指に大きな水疱ができていた。

ビブスに付属していたピンを消毒して刺し、膿を絞り出した。

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